【まとめ】ブレイクコア邪神のブレイクコアイヤー2015

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こんにちは、ブレイクコア文化の発信、啓蒙をメインとしたネットレーベル、アザマンこと「OthermanRecords」を主催しておりますOthermoon と申します。
2015年は、表題の通り「ブレイクコアイヤー」と称されるほどブレイクコアが大きく盛り上がり、良質なリリースやパーティが頻発した素晴らしい年でした。
その要因はやはりブレイクコア史に残る傑作コンピ「YabaiKore!」のリリースとそのリリパ、そしてすてらべえ君の制作動画に端を発する若手クリエイターの活発な参入、そこに当方含む国内外のレーベルが素晴らしいリリースやパーティなど各種活動にて彩りを添えていた形かと思っております。
2016年も引き続きこの流れで盛り上がりが続いていき、日本がブレイクコアシーンの顔役、牽引役となりますよう微力ながら活動を続けていきたいと思っています。

そんなところで、私ブレイクコア邪神が今年出会ったブレイクコアにまつわるあれこれについて例年通りベストを挙げてみようと思います。
今回ベストに挙げる各部門は「アーティスト」「楽曲」「リリース」「アートワーク」「レーベル」「ライブ/MIX」「パーティ」の7つ。
かなりの長文かつ乱文ですが、しばしお付き合いいただけましたら幸いです…!
では行ってみましょう、ブレイクコアイヤー2015、邪神ベスト!



【ベストアーティスト】

Hawawa

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ブレイクコアイヤーの幕開けは彼(彼女?)から始まった…?
2015年1月に当方からリリースした「Bananafish EP」を皮切りに、わずか1年で怒涛のリリースラッシュを果たし、それでいてクオリティは抜群の安定感、日本人ぽいけど日本人じゃないキャラ?で後にアーメンアノニマスと呼ばれるに至った未だ正体不明のミステリアスさ、サンクラではコメントの常連などなど、まさにブレイクコアの申し子のようなHawawa先生の旺盛な活動ぶりはどう考えても今年のベストアーティストです。
相変わらず一体何者か発掘してリリースした私にも全くわからないのですが、2016年も変わらずその活躍ぶりを見せつけてほしいです。
そしてどうにかして、ライブを…!

Ennnn

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https://soundcloud.com/ennnn

ヤバイコアの1曲めを飾り、ブレイクコアとしては驚異的かつ異例中の異例の6万超え再生を誇り、「ブレイクコアの特徴と言ったらやっぱりこの」のサンプリングは界隈のミームと化した化物トラック「Quale」を生み出したEnnnn氏。
それを生み出した土壌はブレイクコアに限らない幅広い音楽性と、それで培われたと思しきそもそもの音楽力の高さ?とにかく何を作らせてもレベルが高いEnnnn氏はブレイクコアに限らず大注目されてほしい、でもブレイクコア制作もよりいっそう邁進してほしい、ということで今年のベストアーティストとしてノミネートいたしました。
また、ヤバイコアリリパで見せつけた踊らせビリティが高い、フロアを完全ロックしたライブは今年のベストライブでもあります。
ちなみに何故そんなに踊れるのか、その秘訣は?と聞いた所「踊りながら作ってるから」だそう。あのライブを聞いた方なら、このコメントの説得力ありすぎ感、きっと受け止めていただけるかとw



【ベスト楽曲】

その年リリースでヤバイと思った楽曲を5つチョイスしてDJMIXする「5TRAX」と言う企画にて私が提出した5曲と、廻転楕円体さんの「双頭の零」になります。ちなみにヤバイコアトラックについては、挙げるとベストがここからばかりになるので敢えて除外とさせていただきました汗(気になる方はこちらのMIXをどうぞ)

以下、ノミネート曲についてコメントを。

・*-Teris.(Ask.) vs StellaBee – Monster Encounter

東西若手合戦の最高峰。大阪のトラックメイカーのAskさんと、横浜の若最先鋒クリエイターすてらべえ君が合作して、これまた若手敏腕アーティストのDJKurara君のレーベル「Radio Active Hardcore」にてリリースした一曲。
ド派手、高速、エモさあるチップなメロディの3段攻撃で一聴した時から完全にヤラれました。若手の才能が凝縮された贅沢な一品です。

・LeaF – UR+MusicEater LV99

BMS界隈で主にご活躍されている、LeaFさんがlolicore.jp企画の「GOOD-BYE MY ROOTS」にてご参加された一曲。
LeaFさん、完全に日本の冷蔵庫CJだし、すさまじい刻みとおもちゃ箱をひっくり返したような多彩な展開は天才感を感じさせ、いつも新曲が楽しみです。

・dotη – Toy Boxxxx

ばいを般若様も自らのアワードでおっしゃっていますが、ヤバイコアリリパで先行発表したアワードで、自分と般若様でダブルノミネートした驚異の一曲。しかもこれがdotη氏の初ブレイクコアと言う更に驚異的な事実があり、その後発表された楽曲もクオリティが高く、彼の今後がとても楽しみです。ちょっとブレイクコア界隈が褒め過ぎかもですが、実際それだけのものはあると思いますので、ぜひこれからも応援しております。

・Anguilla Japonica – Brrrreeed Cicadididi

日本、そして若手クリエイター代表格の大阪のkyou1110君が変名でlolicore.jp企画の「GOOD-BYE MY ROOTS」にて発表した一曲。圧巻の展開とグルーヴが好きすぎてDJプレイに使おうと幾度と無く挑戦したのですが、とにかく、オリジナルBPMの280でしか映えない!w でも280でこそ真価を発揮するとも言えるいい意味で偏屈な曲w これからもプレイする機会を探っていきたい、奥の手のような曲。

・Sutegma – Mission Imbreakcore

日本のクリエイター、Sutegma君作の1曲で、タイトル通りにミッション・インポッシブルネタの上にダンスホールのド定番、Sean PaulのGet Busyがマッシュされた非常に強力な一曲。しかもBPMは260ですがその早さを感じさせない重く複雑なリズムは、ブレイクコアの多様性を示していると同時に、今年の私のDJで空気をガラッと変えるときにとても活躍してくれました。
そんな彼は先日のヤバイコアリリパでもアーメンマンvsメカアーメンマンのアーメンマンとして素晴らしいパフォーマンスを披露してくれたし、2016年の活躍にも期待!

・廻転楕円体 – 双頭の零

往々にしてブレイクコアってただのめちゃくちゃ音楽と誤解されていることがあり、そのために自分は「ブレイクコアはダンスミュージック」と一貫して主張してきました。
しかし今年鮮烈に登場した廻転楕円体さんによって、「ブレイクコアはアート」とも思うようになるきっかけになりました。
一聴していただければわかると思いますが、ご本人の持ち味である、すさまじいこだわりをもって制作された楽曲クオリティは、頭一つ抜けているどころの騒ぎではありません。そんな廻転楕円体さんの代表曲とも言えるのが、この「双頭の零」。そのビートは変拍子極まりなくカオス、そしてそれをONEの女声ボーカルが切り開いていくのですが、その歌詞は意味が解体されており、ビートとはまた別のカオスさを醸し出しております。
しかし要素要素はカオスに感じられても、徹底的に計算された作りのためか、全体的な印象としては整然。それはまさに宇宙そのもの、と思わせる1曲でした。今年のベスト、と言うより、ブレイクコア史に残る傑作かと思います。



【ベストリリース】

こちらもやはりまずはヤバイコア、となるわけですが、ベスト楽曲と同様、敢えて除外しそれ以外で印象に残ったベストリリースの選出といたしました。

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[OTMN061] Sutegma vs
Ennnn – アーメンマン vs メカアーメンマン
http://www.otherman-records.com/releases/OTMN061

手前味噌ですが2015年4月に当レーベルからリリースされ、そのクオリティとラクトいちご先生作の世界観に良く合ったジャケの完成度、そして何よりこのコンビはヤバイコアにて大きく飛躍したのは言わずもがな、つまり、曲とジャケとアーティストと話題性の総合力が今年最も高い、と感じたためベストリリースとさせていただきました。
またこのコンビでリリースして欲しいですし、個々のソロも期待したいです。2016年は、ぜひ…!



【ベストアートワーク】

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[OTMN069] TAROLIN – OKITSUNE Breaks EP
http://www.otherman-records.com/releases/OTMN069

栃木出身のTAROLIN氏作のこのEP、ありそうでなかった和ブレイクコアとして音の方も勿論素晴らしいリリースなのですが、アートワークも大変素晴らしいためアートワーク部門にノミネートとさせていただきました。
作者は色の魔術師Xoma18氏とアザマンジャケではお馴染みのtac-t!s。まずXoma氏によるサイケデリックかつ圧倒的な書き込みの細かさ、ほとばしる感性が目を引きます。そしてそれを支えるtac-t!s君の圧倒的なデザイン力に裏打ちされた整然としたタイポグラフィがXoma氏の弾ける感性をキリッと引き締めた、2人の長所がお互いを引き立て合うジャケットになっています。
ぜひ、オリジナルサイズで細部まで見てほしい作品です。



【ベストレーベル】

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lolicore.jp
http://lolicore.jp

kju:8こと関西の難波拓哉主宰のレーベル。ただ、正確には現在レーベルではなくRadio Active Hardcoreのリリースの一部ですが、2015年12月31日現在、次のリリースのアナウンスがなされたためレーベルとして期待の意味も込めてノミネートとさせていただきました。
ロリコアといえばアニメネタとそのスカムさが主なイメージかと思いますが、lolicore.jpはそのイメージを覆す高クオリティな楽曲とアートワークで圧倒的な存在感を放っており、また、先ほどのベスト楽曲にも2曲もノミネートさせていただいたので本当に今後のリリースも楽しみです。2016年も引き続き要注目のレーベルといえると思います。



【ベストLIVE/MIX】

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Fed. – Artcore Sessions vol. 8
https://www.mixcloud.com/ARTCOREby/fed-artcore-sessions-vol-8/

Fed. はロシアにほど近い東欧の国ベラルーシ出身のアーティスト。
派手ではないですが安定した腕前は以前から自分の中で定評があり、今年発表したこちらのライブはその安定感を遺憾なく発揮した踊り続けられる快速アーメンぶりでノミネートとなりました。かなり「捗る」50分のアーメン体験。ぜひあなたの耳で確かめて見てください。



【ベストパーティ】

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ヤバイコアリリパ
http://yabaikore.otherman-records.com

2015年12/5,6の土日に行われ、前代未聞のブレイクコアオンリーで2日間、豪華出演者に謎企画も盛り盛りと言う暴挙(笑)にもかかわらず、多数のお客さんにご来場いただき、規模もメンツも運営も人生初の試みだらけで正直めちゃ大変でしたが、伝説的な2日間に出来たと思っております。
でも、ホントもう2DAYSとかやんねーぞw やるならみんな応援手伝いまじ頼むぞwww
ともあれ体験された方は本当ラッキー、2016年は1月16,17の土日の18時からUST録画再放送もありますので、参加された方も惜しくも参加できなかった方も、ぜひ追体験を。そして体験した方は、風化させることなくヤバさを語り継いでください。ヤバイコアリリパ IS NEVER DIE そして2016年へ。



【まとめ】

大変長くなってしまいましたが、ブレイクコア邪神ベスト、いかがでしたでしょうか。そんな中で2016年の展望ですが、またパーティやリリースで盛り上げていきたいと思っておりますが、、正直、邪神個人だけではそろそろ手が回らなくなってきました汗 実は、今年半ばに思う所あり個人的に悩み相談的な所に出向いたりしてたのですが、そこで言われたのは、己の抱える人生の問題も、こうしたブレイクコア盛り上げの問題も、要するに抱えている問題の解決はやっぱり協力者や相棒が不可欠だね、と言われてしまいましたので、薄々思っていたのでやっぱりね…と汗 ですので2016年は私と共同で活動をしたり相談に乗っていただける方を探すことが、主な目標になりそうです汗
ぜひ、我こそはという方はご連絡いただけましたらと思います。よろしくお願いいたします汗

そして、皆さんの中でそれぞれのブレイクコアイヤーがあるかと思いますが、2015年良かったね、で終了ではありません。これが「始まり」です。聞き専でもトラックメイカーでもどちらでもなくただ好きなだけの人でも、自由に全員が主役になって盛り上げられるのが「ブレイクコア」なんです。

だから、2016年も「ブレイクコアが来る」。

ぜひ、2016年も引き続きブレイクコアを盛り上げていきましょう。
よろしくお願いいたします…!

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